名古屋名物「天むす」を美味しく食べていたら、実は「名物」じゃなかったので、どえりゃーびっくりした
観光で名古屋へ行きました。ランチは名古屋グルメを堪能したいところでしたが、帰りの日の時間がなく、新幹線で済ますことに。
せっかくなら名古屋名物を食べようと思って目に入ったのは、千寿の天むす。落ち着いた橙いろの包み紙は、「めいぶつ天むす」ということで非常にそっけないけれどどこか魅力的。
陳列棚にも、内容を紹介する写真やポップなどもなく、売る気がないのか、そんなことをしなくても売れるのか、どちらかわからない感じ。
おそらく私は後者だろうと思って、直感を信じて購入しました。
新幹線に乗り込んで、いざ!
包みを開けると木を薄くスライスした包みに、天むすが5つ並んでいます。また横にはふきの佃煮が入っています。
いただきますっ!
ほんのり程よく効いた塩加減にきっちりと握ったおにぎり。
中には、プリッとしたというよりもしっかりとかみごたえがありそれでいて固すぎないちょうどよい存在感のあるエビ天があります
「いいんでないかい」と無駄に志村けんのモノマネをしたくなります。
味わいの奥深さや奥ゆかしさを醸し出しているのは、三つ葉です。
どうやら、エビ天と一緒に三つ葉が入っているらしく、優しい味わいになっているのです。
次、ふきの佃煮。辛い。しょっぱい。私はこれ苦手なのですが、おにぎりとマッチしています。
ふきの佃煮が、優しい味のおむすびとあっています。佃煮ってこうやって食べるとすごく美味しいんですね。
最後の一つを食べようとした時「あ、これ、めいふつじゃん」
包み紙をよく見ると、名物ではなく「めいふつ」と書いてあります。
調べてみると、初代の女将さんが「名物と呼ぶにはまだまだなので、名物になるまで頑張ろう」と「めいふつ」と名付けたそう。面白いですね
お昼ご飯や晩御飯のお弁当に、またお酒やビールのおつまみにも最適。やっぱりその土地の名物は美味しくて、楽しいです。